これまでの結婚生活②(強迫性障害)
こんな事嫁に言うと激怒されるか、呆れられるかと思うんですが、
正直もう理由なんて覚えていません。
ある日、大ゲンカしたんですよね。
今となれば大ゲンカだったのかも定かではないのですが・・・。
それで、嫁がお風呂に入ってる時に、私は家を出ていってしまったのです。
少し頭を冷やそう、とか、ちょっと距離を置こう、とか
そんな程度のものだったと思います。
二度と帰らない!という程ではなかったと思います。
とはいえ、嫁はショックだったみたいで。
結局何度か電話が来て、最初は無視していたんですが、
ちょっとクールダウンしたら、やっぱり申し訳ない気持ちも
出てきて、電話を取って、話して、その日は帰りました。
その時にもう二度と出ていったりしないって約束した気がします。
ただ、この日以降、嫁の様子がおかしくなりました。
あれだけ好きだった洗濯ができなくなってしまったのです。
正確には、できているんですが、自分の中で洗剤を入れたか
どうかがわからない。それが気になると、もう一度洗濯を
しなければ気が済まなくなる。といった感じでした。
私が再度洗濯するのを拒むと、それこそ病的な感じで
涙ながらにもう一度洗濯させて、と懇願してくるのです。
病院の診断の結果は「強迫性障害」というもの。
正直その言葉すら知らなかった私ですが、Webや書籍等で
調べてみると、例えば、
・家から出かける
↓
・あれ?鍵かけたっけ?
↓
・気になる
↓
・心配になる
↓
・結局家に確かめに戻る
といった経験は結構誰にでもあると思うのですが、
それを何倍にもした症状、らしい。
で、おそらく嫁は元来の潔癖症も手伝って、よりひどい
症状になってしまっているのではないのだろうかと思います。
私が出ていってしまったのが原因でかかってしまった病気。
すごく責任を感じました。
どうやったら治せるのか、いろいろ調べて、そのうちのいくつかを
試したりもしてみましたが、やっぱりだめで。
そのうち、嫁がカウンセリングに通うようになったので、
その効果にすがるしかありませんでした。
私達の生活はあの日を境に激変しました。
私の軽はずみな行動が引き起こしてしまった。
何かきっかけがあれば。
上司とかにも相談して、いろいろ意見を聞いたりするうちに、
精神的なものなので、生活環境が変わることで治ったりするかもしれない、
と思うようになりました。
そのうち、嫁が妊娠しました。
子供ができれば変わるかもしれない。
子供には申し訳ないけど、そう期待していた私がいました。
続きは次回。